それでは、今日は、テレワーク中に意識したいダイエット法を5つご紹介しますね!
新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、今年4月から発令された緊急事態宣言によって生活スタイルが変化し、家で過ごすことで体重が増え、なかなか戻らないと困っていませんか?
緊急事態宣言が解除された今も、さまざまな企業が在宅勤務を推奨し、それによって生活リズムが乱れ、運動不足や食生活の乱れによってなかなか体重が戻りにくくなっています。
そこで、在宅勤務によるテレワークで太ったと感じ、なかなかダイエットできないでいる人のために、在宅勤務経験の長い管理栄養士が、テレワーク太りしないためのダイエット法を5つご紹介します。
テレワークで太ったと感じている人は5割!
コロナで在宅勤務、メリット・デメリット
新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、4月から在宅勤務を取り入れた企業も多く、家でテレワークする人も増えましたね。在宅勤務は、通勤や移動時間がないため感染のリスクも防ぐことができ、万が一感染していた場合、感染を広めるリスクも低下するなど、在宅勤務のメリットも多く感じられました。
しかし、その通勤や移動時間がないことで、いつもと同じ食生活をしていた結果、テレワーク太りを招いてしまったというデメリットもあります。
テレワーク太りを感じる人は5割
ある調査によると、在宅時間が増えたことで、日々の活動量が減ったという人が4割、やや減ったという人が3割、あわせて7割以上が、活動量の減りを感じています。また、在宅時間が増えたことで食事量や間食も増え、外出自粛によるストレスなどが重なり、太ったと感じている人が5割以上だったそうです。
今後も続く在宅勤務で、テレワーク太りがますます増える?
緊急事態宣言ほどではないものの、不要不急の外出は控えたり、今後も家にいながらテレワークするスタイルも続くでしょう。さまざまなことが、急速にオンライン化され、家で過ごす時間が続くことが予想されます。
家で過ごす時間が長くなるということは、必然的に活動量も低下してしまうため、決まった時間にストレッチをする、運動習慣を作るなど、体を動かすことを意識しなければ、テレワーク太りはますます増える可能性があります。
テレワーク中の生活リズムの乱れが、ダイエットの大敵に
通勤時間がないことで生活リズムが崩れる
在宅勤務でテレワークしていると、いつもの机でないため姿勢が崩れてお腹周りに脂肪がつきやすくなったり、一緒に働く仲間から見られることもないため、好きな時に食事や間食することも考えられます。
会議などで自分の姿がうつらないのであれば、仕事が始まるギリギリまで寝て、ベッドから起きて数歩で仕事環境に移動するとなれば、通勤で、移動しているときに比べ、体を動かす時間も減り、活動量はますます減ります。
好きな時に好きなものを食べた結果
外出自粛で、パンやお菓子作りなど普段はあまりできない、時間のかかる料理をする人も増え、スーパーからパンやお菓子作りに欠かせない食材が欠品していたことがありました。パンやお菓子などを作ると、作ったものを食べますよね。そのため、エネルギー過多の傾向になります。
また、家に常備している食品やお菓子があれば、「ちょっと小腹が空いたから」と、ちょこちょこ食べていた積み重ねで、体重が増える結果になったことが考えられます。
自粛生活で、出歩くのが面倒に
また、緊急事態宣言によって、2ヶ月近く外出を控えて家で過ごしたことで、出歩くのが面倒になり、緊急事態宣言解除後も家で過ごしたり、在宅勤務を続けることで、自粛生活での生活リズムの乱れから戻れない場合もあります。
テレワーク太りを解消するために意識したいこと5選
食事時間を意識する
まずは、在宅勤務が始まる前の食事を振り返ってみましょう。朝・昼・晩(間食)は、会社で過ごす時間と比べ、乱れていませんか?、また、テレワーク中にちょっと小腹がすいたからと、無意識に食べていませんか?
無意識に食べていると、気づけば、「いがいとたくさん食べていた」と、いうことも少なくありません。食べる量は、これだけとお皿にだして量を把握することもテレワーク太りに繋がらないためのワンポイントです。
活動量と食事量のバランスを見直す
在宅勤務が続くと、会社に出社していたときに比べ活動量が減ります。それと同じように食事量も減っていればバランスを保てますが、食事量はそのままという人が多いのが現状です。家にあるお菓子のストックなどがあれば、つい口にしてしまうということもあり、活動量が減ったのにも関わらず、食事量は以前より増えていたということもあるのです。
これでは、活動量に対し、食事量が増えているため、どんどんと身についてしまい悪循環に陥ってしまうのです。在宅勤務で運動量が減っているようであれば、以下のことを取り入れてみませんか?
- 動画サイトなどをみながら家でできる運動を取り入れてみる
- 食事は規則正しく、量を見直す
- 運動と食事のバランスを見直す
ダイエットの基本、「噛むこと」を意識しよう
食事を口に入れて何回くらい噛んでいますか?ほとんどの人が、意識せずに数回噛んだら飲み込んでいることがあります。一度、食事のときに意識してみましょう。よく噛んで食べると4つのメリットがあります。
①ダイエット効果
②ストレス予防
③アンチエイジング
④有害物質軽減
これらの嬉しいメリットがあります。とくに、よく「噛むこと」で、満腹中枢が活性化します。お腹は満たされているのに、何か物足りない、口さみしいと感じることが多いようであれば「噛むこと」に意識してみるのもオススメです。
また、よく噛むことで、食べたものが細かくなるため消化吸収に負担をかけず、しっかり吸収してくれます。吸収するというと、太りそうなイメージに繋がるかもしれませんが、栄養バランスよく食事していても吸収ができていないとバランスが悪くなり、体の代謝機能が低下してしまいます。
代謝がスムーズに行われることで、体の機能がうまく働き、エネルギーが使われ、脂肪も燃焼しやすくなり、ダイエットに繋がります。
テレワーク中口寂しくなったとき
よく噛んで、活動量に見合った食事量を摂っていても口寂しくなることはありますよね。甘いものが、午後3時くらいになると食べたくなる、仕事で疲れた脳への栄養と思って糖分摂取することがありますが、じつは体にとっては逆効果になっています。
甘いものは中毒性がある上に、エネルギーに変わる過程で体内のビタミンB1を消費します。この、ビタミンB1は疲労回復に欠かせない栄養素ですが、甘いものを食べることで疲労回復でなく、甘いものを代謝するために使われるため、甘いものを食べれば食べるほど、疲れがたまりやすくなってしまいます。
テレワークで、口寂しく感じても甘いお菓子でなく、ビタミンB1を多く含むアーモンドや玄米おにぎり、豆乳などにシフトしてみるのもいいですね。
姿勢を意識して過ごそう
姿勢が悪いと、とくにお腹周りに脂肪がつきやすくなります。腰痛の原因にもなります。会社で使っている机や椅子と違い、家では仕事に適した机と椅子でない所で作業することもあります。
自分にあった机と椅子を選ぶことも大切ですが、姿勢を正すだけでも変わります。足を90度に開き、背骨をまっすぐした姿勢で椅子に座ってパソコンで作業すると、長時間でも疲れにくく作業できますので、試してみてください。
まとめ
新型コロナウイルスの感染拡大をきっかけに、会社に出社して仕事をするスタイルから、在宅勤務によるテレワークへとワークスタイルも変化してきました。それによって、活動量が減りテレワーク太りを感じる人も増えてきました。
テレワークが導入されるとともに、生活リズムや食生活が乱れ太る要因が重なる生活になってしまったという人も少なくありません。今後も新型コロナウイルスの感染対策のため、在宅勤務によるテレワークを続ける企業も多いことでしょう。そうなれば、食生活を意識しなければ、どんどん太ることになってしまいます。
そこで、テレワーク太りを解消するために意識したいことを取り入れ、食生活を改善していくことで、在宅勤務によるテレワーク中でも、太らない体を手に入れることができます。まずは、取り入れやすいことから1つずつ取り入れてみましょう。また、在宅時間が長く、体を動かさない時間が多かった日は家の中でできる運動を取り入れ、運動不足にならないよう心がけてみましょう。
管理栄養士 岡田明子
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