太ってしまったんだと思います。新しい生活様式を取り入れた、良いダイエット方法はありませんか?
コロナウイルスによる外出自粛で、運動不足や食生活の乱れによってコロナ太りを感じる人が増えています。
緊急事態宣言は解除されたものの今後も感染予防対策のため、外出自粛が続くことが予想されます。
そこで、コロナウイルスの感染予防をとりながら、外出自粛によって太ってしまった体を元に戻すために、運動と食生活のポイントを参考に、コロナ太り解消法をお伝えします。
外出自粛でコロナ太りに悩む人約6割
外出自粛で体重が増えた
今年は、コロナウイルス感染拡大を防ぐため4月、5月は緊急事態宣言でが発令され、外出自粛で仕事はテレワークが呼びかけられ多くの企業がテレワークを取り入れるようになりました。
また、不要不急の外出を控えたため、家での過ごし方の1つに自宅で料理をする頻度も増え、「自粛ご飯」がSNSで話題になり、美味しいごはんを楽しんで自粛を乗り切った人も多かったのではないでしょうか?
家で過ごすことが多くなると活動量が減り、ご飯を楽しんで食べ過ぎたり、自粛によるストレスで過食傾向に見られる人が、コロナ太りを経験しています。
コロナ太りに悩む人が約6割
じつは、コロナ太り・コロナダイエットの調査結果によると、自粛により「コロナ太りした」と、回答した人が約6割でした。それに伴い、コロナダイエットに取り組む人もみられました。コロナウイルス感染予防による外出自粛で、コロナ太りに悩む人が増えたため、新しい生活様式を取り入れながらダイエットしたいですね。
まだ続く自粛生活で、コロナ太りを解消するために必要なこととは?
連日報道されているとおり、コロナウイルスの感染者数は拡大しています。今後も、仕事はテレワークが推奨され、先日の四連休も外出自粛が呼びかけられ、家で過ごす人が多かったようです。外出自粛は、まだ今後も続くことが予想されます。感染予防に配慮したうえで、テレワークによる座りすぎや運動不足対策をとっていくことが、コロナ太りを解消する近道です。
外出自粛が与える健康への影響とは?
外出自粛で運動不足
外出自粛によって、テレワークが増え長時間の座りすぎや家の中で過ごす時間が増えました。家で過ごす時間が増え、活動不足による健康被害が問題視されています。「外出自粛=家の中で、じっとしていること」と、解釈されがちですが、感染予防に配慮したうえで適度に体を動かし運動不足を解消することは大切です。
外出自粛と食生活の乱れ
外出自粛で、家でダラダラと食事をしたり、毎食の食事作りはチャーハンやパスタなど、一品でお腹いっぱいになるメニューなどで済ませたという人もいたのではないでしょうか?また、自粛中は時間に余裕があるため、パン作りやお菓子作りに、はまった人も多くパン作りやお菓子作りに必要な材料がスーパーから消え、一時欠品になっていたほどでした。
さらに、自粛生活によるストレスや様々な不安を取り除くため、過食することもあったでしょう。このように家で過ごす時間が増え、運動不足の上に、食事はカロリー過多で栄養バランスが悪くなった状態やストレスによる過食によって、コロナ太りが増えていったと思われます。
外出自粛とメンタルヘルス
家で過ごす時間が増えることで、人との交流も減少します。また、コロナウイルスによって仕事や生活スタイルが変わり、ストレスや不安を抱えている人も少なくありません。コロナ鬱やコロナショックによる自殺者数も増加するのではないかと言われています。感染対策を取りながら、オンラインで人との交流を深めたり、家でできる楽しみを見つけてみるのもいいでしょう。
コロナ太り、ダイエットで意識したいこと
自粛期間で太った分は早めにダイエット
自粛期間で運動不足や食生活の乱れ、精神的ストレスによる過食によって太ってしまった体は、早めにダイエットに取り組み、元に戻しておきたいですね。急激なダイエットは、リバウンドが心配ですから、1ヶ月に500g~1Kg程度減らせるようにダイエットを進めていくのがいいでしょう。
コロナダイエットは、感染予防を意識しよう
緊急事態宣言は解除されましたが、コロナウイルス感染者は増加しており、引き続き感染予防に努めることが求められています。感染予防のため、人との距離を十分にとって運動をしたり、ウォーキングやランニングなどで外出した場合は、帰宅後に手洗い、うがい、アルコールによる消毒を徹底するようにしましょう。屋内で運動する場合は3密を避け、感染予防を意識しながら体を動かしましょう。
管理栄養士がおすすめするコロナ太り解消法
感染予防を意識しながらできる運動
引き続きコロナウイルス感染予防を意識しながら、コロナ太りを解消するために体を動かすことを意識しましょう。日本運動疫学会の発表によると、次の6つのポイントに沿って運動することが推奨されています。
- 発熱や咳、だるさなどの体調不良がある場合は運動を控えること
- 感染防止のために、周りの人との距離を2メートル以上保ち、人が集まらない場所で実施すること
- 屋外では、他の人が触れる場所に触れないことやウイルスが付着しているかもしれない手で目や鼻、口周辺を触らないこと、手洗い、アルコール消毒を行うこと
- 家の中では、階段の上り降りや柔軟運動、ラジオ体操、インターネットの動画などを利用した家でできる運動を取り入れましょう
- 室内での運動は、人との距離をとるとともに十分換気すること
- テレワークなどにより、長時間座る時間が長いようであれば、30分ごとに3分程度、(または1時間に5分程度)立ち上がって体を動かしましょう
コロナ太りを改善する食生活のポイント
コロナ太りによってダイエットに取り組みたいと考えている人にとって、手っ取り早く食事の量を減らす、食事を抜くなど考えがちですが、食事の量を極端に減らしたり、食事をとらないと栄養バランスが崩れ、体の代謝機能が低下してしまいます。
それによって、ダイエットがうまくいかないだけでなく、免疫力の低下を招きコロナウイルスをはじめとする感染症の感染に繋がります。まずは、下記の食生活の7つのポイントを参考に、食事を意識してみるといいでしょう。
- 一汁三菜となるように、ごはん、味噌汁などの汁物、メインとなる肉や魚、大豆製品、卵などのおかず、野菜のおかずが2品程度になるようにする
- 彩りよくさまざまな野菜を組み合わせる
- 外出自粛で不足しやすいビタミンDやカルシウムの多い、キノコ類、乳製品、大豆製品、青菜類を意識して摂る
- パスタだけ、チャーハンだけ、サンドウィッチだけというように単品メニューで済ませず、野菜のおかずや具沢山スープなどをプラスする
- 間食は、食物繊維も摂れる果物やビタミンが豊富なナッツ類にする
- 一口入れたら、よく噛んで食べること
- 睡眠時間をしっかりとる
まとめ
コロナウイルス感染予防をとりながら運動や食生活の乱れを解消し、自粛期間中に太った体を戻すには、運動不足を解消し、食生活を整えることがコロナダイエットを成功させる鍵となります。コロナウイルス感染予防対策をとるために、人との距離をとることや密を避け、屋内では換気を心がけた上で運動を行いましょう。運動は屋内でもラジオ体操や柔軟体操ができます。
ネットにも簡単な運動不足を解消する体操が紹介されていますので、自分にあった体操を継続してみましょう。そして、自粛期間中に乱れた食生活を整えるために、生活リズムを整え、一汁三菜を意識した彩りの良い食事で栄養バランスを補い、体の代謝を高めることでダイエットを促進させましょう。
管理栄養士 岡田明子
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