フードロス(食品ロス)とは?なぜいけないのか問題点と原因を解説

岡田
岡田
最近報道などでよく聞くのはフードロス(食品ロス)ですよね。
スーパーやコンビニなどの小売店や食品販売店での売れ残りですよね?どうすれば解消できるのでしょうか?
管理栄養士 ゆか
管理栄養士 ゆか
食べ残しなども気になりますし、フードロス(食品ロス)といわれても、はっきりしないことも……。
管理栄養士 ゆか
管理栄養士 ゆか
岡田
岡田
では今回は、フードロス(食品ロス)とはなにかを、くわしく解説します。
フードロスは「なぜいけないのか」問題点と原因も合わせて解説するので、ぜひご覧ください!

フードロス(食品ロス)とは?

フードロス(食品ロス)とは、通常なら食べられるのに捨てられてしまう食品のことです。

フードロスが出てしまうのは以下の2つです。

  • 事業系……レストラン・食品加工・販売などの事業
  • 家庭系……各家庭における廃棄食品

日本で発生しているフードロス(食品ロス)はどれくらい?

消費者庁消費者教育推進課が作成した、食品ロス削減関係参考資料(令和2年11月30日版)によると、日本で年間に廃棄される食品などはおよそ2,550万tにもおよびます。(参考:消費者庁消費者教育推進課(外部サイト))

中でも「本来なら食べられるはずだった食品」は年間およそ612万t。日本人1人あたり年間およそ48kgのフードロスが発生している計算です。

たとえば毎日1人あたり1日約130g(茶わん約1杯のごはん量に相当)を捨ててしまっていることに……。

国連世界食糧計画による食料援助量は、2019年の実績によるとおよそ420万tです。日本で発生しているフードロスは、世界にむけ援助している食料のおよそ1.5倍上回っています。

家庭で発生するフードロス(食品ロス)はどんなもの?

家庭では主に以下のフードロスが発生しています。

  • 食べ残し……食べきれず残し保存したが食べきれなかった、もしくは部分的に使って余った
  • 手つかず……消費期限・賞味期限切れ、使わずにいたんだ食材
  • 過剰除去……皮を厚くむきすぎる

新型コロナウイルス感染症対策から買い物は週に1度まとめてという方も多いでしょう。いたみやすい葉物野菜や賞味・消費期限の短い食品は計画的に使うことが大切です。

野菜の皮や茎・ヘタの部分など食べられる部分まで過剰にむいてしまったり、豚肉の脂部分や鶏肉の皮などを取り除いてしまったりするのも過剰除去の一例だといえます。

使い切りレシピや買い物メモ、冷蔵庫内の整理整頓をするといった工夫をしましょう。

フードロス(食品ロス)はなぜいけない?

コロナ禍においてフードロスは大きな問題になっています。というのも学校の休校による給食提供の中止、飲食店での時短営業、長くなってしまったおうち時間による、行き場のなくなってしまった食品が廃棄されてしまうからです。

家庭の諸事情から貧困になり食べられない子どもが増えている今だから、一人ひとりが考えていかなくてはいけないテーマなのです。

フードロス(食品ロス)が発生してしまう原因

フードロスが発生してしまう主な原因は以下の通りです。

  • 事業系……過剰生産・傷物・規格外・返品・売れ残り・外食産業での食べ残しなど
  • 家庭系……賞味期限切れ・消費期限切れ・皮のむきすぎ・食べ残しなど

農業では気候により左右されるため凶作対策として、一般的に作付け面積を多くとり、作物を多くつくります。

また野菜のキュウリを例にとってみると、昔は曲がっていても売られていましたが現在ではまっすぐなキュウリばかりが売り場に並んでいますよね。収穫段階で曲がってしまったキュウリは規格外として廃棄されてしまうのです。

フードロス(食品ロス)はなぜ問題視されるの?

食事をしていて「食べ物を粗末にしてはいけません」といわれたことはありませんか?日本では古くから食料を粗末にしない食文化があります。

また最近では新型コロナウイルス感染症による営業自粛や休業・休校などから、本来使われるはずだった食料が使われないまま廃棄されるかなしい報道もありましたよね。

世界中で貧困により「食べられない」人が多くいる中、「本当だったら食べられた食料が捨てられている」現状は好ましいといえないのです。

加えて廃棄される食品を処理する段階で排出される二酸化炭素は、地球温暖化の原因にもなります。

フードロス(食品ロス)を削減するために:まとめ

フードロス(食品ロス)とは、本来食べられるはずの食品を捨ててしまうことです。

フードロスが発生してしまう主な原因は以下の通りです。

  • 事業系……過剰生産・傷物・規格外・返品・売れ残り・外食産業での食べ残しなど
  • 家庭系……賞味期限切れ・消費期限切れ・皮のむきすぎ・食べ残しなど

フードロスは世界的なデメリットでしかありません。

  • 賞味期限切れ・消費期限切れによる直接廃棄
  • つくり過ぎによる食べ残し
  • 皮をむきすぎるなどの過剰除去

以上を見直し、家庭でできることからフードロス削減をはじめてみませんか?

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管理栄養士 岡田明子

管理栄養士歴20年以上。独立、起業そして在宅ワーカー歴10年以上。    在宅ワークで仕事と家庭の両立をし充実したライフスタイルを過ごしています。    経済的自立を目指す女性を応援!   詳しいプロフィールはコチラから

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