とても大切！「管理栄養士のコミュニケーションスキル」

岡田

管理栄養士・栄養士として業務を行う際、コミュニケーションスキルがとても大切なのをご存じですか？

実は人と話をすることが私は、苦手なんです……。

管理栄養士　ゆか

岡田

管理栄養士・栄養士にとってコミュニケーションスキルは必要ないと思われがちですが、実は会話をすることがとても多い仕事なのです。

今回は、管理栄養士・栄養士としてのコミュニケーションスキルについてくわしく解説します。

コミュニケーションスキルを磨けば、より円滑に業務がこなせるようになりましょう！

管理栄養士・栄養士にコミュニケーションスキルが必要な3つの理由

管理栄養士・栄養士にとってコミュニケーションスキルがとても重要です。

主な理由は以下の通りです。

赤ちゃんからお年寄りまで幅広い年代の人と接することが多い
話す相手のさまざまな生活環境を考えながらのアドバイスが必要
チーム体制で仕事をする場合が多い

それぞれどのようなことなのか、確認してみましょう。

幅広い年代の人と接する仕事だから

管理栄養士・栄養士は、多くの人と接する仕事です。というのも医療施設・保険施設・福祉施設・教育機関を主に活躍の場としているから。たとえば医療施設なら赤ちゃんからお年寄りまで幅広い年代の人が、治療に訪れたり入院したりしています。食や栄養のサポートが必要な方と話さなければならないのです。話したことを理解してもらうために、コミュニケーション能力が問われます。

相手の生活環境を考慮してアドバイスするから

話しを聞いてもらう相手は、幅広い年代だけではなく生活環境もさまざまです。育った環境も違うのです。たとえば食事の味付けひとつでも薄味・濃い目の味への好みが分かれます。健康を維持するための食事や栄養に関して話しをし、理解してもらわねばなりません。アドバイスを円滑に行うためにもコミュニケーション能力が必要なのです。

チームを組んで仕事をする場合が多いから

仕事をする上で、報告・連絡・相談は欠かせません。管理栄養士・栄養士は単独で仕事することはほとんどありません。医療施設・保険施設・福祉施設・教育機関とさまざまな場所で活躍しますが、常に誰かとチームを組んで仕事するからです。たとえば、教育機関なら調理師とチームを組むことになるでしょう。医療施設なら幅広い面でサポートするための医療チームが組まれます。職場でも話すことが多い管理栄養士・栄養士は、人間関係を円満にするためのコミュニケーション力が重要なのです。

コミュニケーション力が高い人の特徴

誰しも人と話をするのが得意というわけではありません。対面だからこそ緊張してうまく話せないのです。緊張せず話すためにも、コミュニケーション力が高い人の特徴を確認してみましょう。

相手の気持ちをくみ取れる

言葉は感情を表します。怒っているときは口調が荒くなったり、悲しいときは声が小さくなったりしますよね。言葉と言葉でキャッチボールをするためには、相手の気持ちをくみ取る必要があります。たとえば相手が「今日ちょっといろいろあってね」と話してきたとき、「へぇー」だけだとしたらどうでしょうか。なんとなく会話がつまらなくなってしまい、相手との会話が途切れてしまいませんか？相手の気持ちをくみ取り「そうなんだ、大変だったね。そのあとどうだったの？」と続けられたら、会話もはずみますよ。